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滋賀県・奥伊吹で山菜採り体験
最近は自給自足の力をつけることに興味を持っており、「食料の自給」ということで山菜採りツアーに参加してきました。始めは「ネットを見れば山菜くらい採れるやろ」と思っていましたが、行ってみて「一度は絶対体験に参加すべき…!」と感じました。
ということで今回は「みんなが誤解している山菜採りの真の面白さ」というお話です。日記形式ですが、山菜の生息地と見つけ方などにもふれていきます。
山菜採りは簡単ではありません。ネットは無力でした…
ちょっと前にこんな記事を書きました。「初心者だけど山菜見つけたよ!」という記事です。
参考:【山菜採り】どんな初心者でも簡単に見つかる山菜を取ってきたから
しかし、一週間程たった時にこんなコメントがつきました。
「それはワラビではなく、ただのシダ植物ですよ」
「な、なんですと…?」
確かに、ちょっとスジっぽいなと思っていたんです。だけど、やっぱり「自分で採ったから」という補正がかかってしまって「結構おいしいかな」と思ってしまったのですね…(現在は正しい情報に修正しました。コメントありがとうございます)
初心者の僕は山菜採りを誤解していました。ただの野草を食べて満足してしまうところでした。ということで、今回は山菜採りのプロとともに山へとでかけたのです。すると、山菜採りは自分の想像とはまったく異なるものであった。そして、予想の何倍も面白い物だったということを知ったのです!
2. 道無き道へと突き進む!山菜採りはワイルドな体験だった
山菜採り。それは「おばあちゃんやおばさんがゆっくりと生活の足しにするもの」なんてユルいことだと思っていました。しかし、それは大きな間違い。山菜採りというのはワイルドな”アクティビティ”です。
四つん這いでないと登れない程の急斜面を登り、枝に命を預けて必至で山菜を探す。それは「無料で野菜が食べれる」なんて生易しい物ではなく、「命がけで宝を採りにいく」と表現するのが相応しいアクティビティでした。
命をかけて採りにいっていたのは「コシアブラ」という木になる山菜。天ぷらで食べたら大人の苦みと温かな苦みが、めっちゃうまかったです。主な生息地は里山で陽が良く当たる場所。必然的に急斜面に良く生えることになります。
似たような植物の見分け方は、枝との付け根に花びらのような葉っぱがついていること、そして歯がフサフサした毛で覆われていることです。ただ、まずはプロと行くことを強くお勧めします。
こちらは「さるのこしかけ」というキノコのような物。松や梅の木にくっついてました。こんな感じに。
ガンに良く効くそうです。置物としてもつかえるそうなので、とりあえずおいといてガンになったら食べることにします。
とまあ、山菜採りというのは実はかなりワイルドな体験です。教えてくれたおばあちゃんは、80才を超えるのにも関わらず2mの段差から飛び降りていました。多分、彼女は忍者なんだと思います。うちの奥さんも、下の写真みたいに忍者になり始めていました。
山菜の生息地を見つけたときの、高揚感は言葉にできない
コシアブラやサルノコシカケの他にも色んな山菜の採り方を教えてもらいました。まずはワラビ。下の写真のように枝分かれしていないもので、30cmくらいの長さ、太さも1cmくらいある物が採り時です。
今回はこのような良く陽の当たる段々畑の平野で採れました。ワラビは根っこから採らなければ3日で復活するそうです。ワラビを育てれば永久に食に困りませんね。
あとは、おばあちゃんの育てているシイタケももらいました。太っ腹過ぎた。
松ぼっくりも拾っときました。この前テレビで見たんですけど、松ぼっくりって一個10円で売れるんだそうです。ハンドメイド作品に必要らしく、都会にはない松ぼっくりは価値のある商品なのだとか。ただのゴミかと思えば金が落ちてるようなもんですね。
あとは「こごみ」という山菜も採れました。こちらは甘みのある山菜で、かなりの万能食材です。下の写真みたいに「くるくる」って丸まっているのが採り時になります。
主な生息地は綺麗な水辺。探すときの目印は「大きくなったこごみ」を探すことです。これを見つければその近くには必ずこごみがあります。比較的見つけやすい山菜。
ワイルドなアクティビティ「山菜採り」に参加しよう!
山菜採りはかわいくありません。ワイルドです。もう山菜採りなんて名前はやめて「マウンテン・トレジャー・ハンティング」に改名した方が良いです。ちなみに今回の収穫の全景はこちら。
体験の探し方ですが、僕は「住んでいる県 山菜採り」で検索して見つけました。ちなみに僕が見つけたのはつみとり農園さんです。ただ、いつも予約がいっぱいだと言っていました。とりあえず電話してみるのが良いと思います。それでは、よいトレジャーハンティングを。